Microsoft Teamsを使い始めたものの、「チャットの送り方がよく分からない」「グループチャットとチームの違いが分からない」と戸惑っている方は少なくありません。特にこれまでメールでのやり取りが中心だった方にとっては、チャットツール特有の操作に慣れるまで時間がかかるものです。
Microsoft Teamsのチャット機能は、個人チャット・グループチャット・チーム内チャネルの3種類を使い分ける構造になっています。それぞれに適した使い方を押さえておけば、業務連絡のスピードが格段に上がります。
この記事では、Teamsをこれから使い始める初心者の方に向けて、チャット機能の基本操作から便利な活用術までを丁寧に解説していきます。画面の見方や設定のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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Microsoft Teamsの画面構成を理解する
左サイドバーの主要メニュー
Teamsを開くと、画面の左側にアイコンが縦に並んだサイドバーが表示されます。初心者がまず押さえておくべきメニューは以下の4つです。
- アクティビティ:自分宛のメンションや通知がまとまる場所
- チャット:1対1やグループでの個別メッセージを送る場所
- チーム:部署やプロジェクト単位でチャネルを作り、情報共有する場所
- カレンダー:会議のスケジュール管理とビデオ通話の開始場所
最初のうちは「チャット」と「チーム」の2つを重点的に使いこなすことを目指しましょう。この2つが使えるようになるだけで、日常のコミュニケーションは十分にカバーできます。
チャットとチームの違い
チャットは「人」を軸にしたやり取りで、特定の相手と直接メッセージを交わすための機能です。一方、チームは「テーマ」を軸にした情報共有で、プロジェクトや部署ごとにチャネルを作って会話を整理する機能です。
たとえば、上司に急ぎの確認を取りたいときはチャット、プロジェクト全体に共有すべき情報はチームのチャネルに投稿する、という使い分けが一般的です。
チャットの基本操作
1対1チャットの始め方
左サイドバーの「チャット」をクリックし、上部にある「新しいチャット」アイコンを選択します。宛先欄に相手の名前またはメールアドレスを入力すると候補が表示されるので、該当する人物を選んでメッセージを入力するだけです。
一度やり取りした相手とのチャットは履歴として残るため、次回からは一覧から選ぶだけで会話を再開できます。メールのように件名を付ける必要がないため、気軽にメッセージを送れる点がチャットの大きなメリットです。
グループチャットの作り方
複数人でやり取りしたい場合は、グループチャットを作成します。新しいチャットの宛先欄に複数人の名前を入力するだけで、自動的にグループチャットになります。
グループチャットにはチャット名を付けることも可能です。画面上部のグループ名をクリックして編集すると、「〇〇プロジェクト打ち合わせ」のように分かりやすい名前を設定できます。後からメンバーを追加したい場合は、右上の人型アイコンから招待できます。
グループチャットに後から追加されたメンバーには、過去の会話履歴の表示範囲を設定できます。「すべての履歴を含める」を選べば、参加前のやり取りも確認してもらえるため、情報の引き継ぎがスムーズになります。
メッセージの書式設定
メッセージ入力欄の下にある「A」のアイコンをクリックすると、書式設定ツールバーが展開されます。ここから太字・斜体・下線・箇条書き・見出しなどの装飾が可能です。
長文のメッセージを送る際は、件名を付けることもできます。書式設定モードで「件名を追加」欄が表示されるので、「【確認依頼】〇〇の件」のように記載すると、受信側が内容を一目で把握できます。

覚えておきたい便利機能
メンション機能で確実に届ける
チームのチャネルやグループチャットで特定の人に話しかけたいときは、「@」に続けて相手の名前を入力するメンション機能を使います。メンションされた相手には通知が届くため、メッセージの見落としを防ぐ効果があります。
「@チーム名」と入力すれば、チーム全員に通知を送ることも可能です。ただし、全員メンションの多用は通知疲れの原因になるため、本当に全員に見てほしい場合に限って使うのが適切です。
リアクション機能
メッセージにカーソルを合わせると、絵文字のリアクションボタンが表示されます。「いいね」「ハート」「笑い」などの定番リアクションのほか、任意の絵文字を選んでリアクションを付けることもできます。
「承知しました」「了解です」といった短い返信の代わりにリアクションを使えば、チャットの流れを遮らずに意思表示ができます。特にグループチャットでは、全員が返信すると会話が流れてしまうため、リアクションの活用が推奨されています。
ファイルの共有と共同編集
チャットやチャネルにファイルをドラッグ&ドロップするだけで、簡単にファイルを共有できます。WordやExcel、PowerPointのファイルであれば、Teams上でそのまま共同編集が可能です。
共有されたファイルは「ファイル」タブに整理されるため、後から探すのも容易です。メールの添付ファイルのようにバージョン違いが乱立する心配もなく、常に最新版にアクセスできる点が大きな利点です。
チームとチャネルの活用
チャネルの使い分け
チームを作成すると、自動的に「一般(General)」チャネルが作られます。ここに加えて、目的別のチャネルを作成することで会話をテーマごとに整理できます。
- 一般:全体連絡や雑談
- 進捗報告:日報や週報の投稿
- 質問・相談:疑問点を気軽に投げる場所
- 資料共有:ドキュメントやリンクの共有
チャネルが多すぎると管理が煩雑になるため、最初は3〜5個程度に絞るのがおすすめです。必要に応じて後から追加していけば、自然と使いやすい構成に落ち着いていきます。

スレッド返信で会話を整理する
チャネル内の投稿に対してコメントする場合は、「返信」ボタンからスレッド形式で返信するのが鉄則です。直接チャネルに新しいメッセージを投稿すると、別の話題として扱われてしまい、会話の流れが分断されます。
スレッド返信を徹底すれば、1つの話題に関するやり取りがまとまるため、後から経緯を追う際にも便利です。チーム内でこのルールを共有しておくことで、チャネルの見通しが格段に良くなります。
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通知設定のカスタマイズ
通知が多すぎる場合の対処法
Teamsの初期設定では多くの通知がオンになっているため、チームの規模が大きくなるほど通知に追われがちです。画面右上のアイコンから「設定」→「通知」を開くと、通知の種類ごとにオン・オフを切り替えられます。
おすすめの設定は以下の通りです。
- メンション:バナーとフィード(オンのまま)
- メッセージ:フィードのみ(バナーはオフ)
- いいね・リアクション:オフ
通知をすべてオフにすると重要な連絡を見落とすリスクがあります。少なくともメンション通知は常にオンにしておくことを強く推奨します。
ステータスの設定
プロフィールアイコンをクリックすると、自分のステータスを「連絡可能」「取り込み中」「応答不可」「退席中」などに変更できます。集中作業中は「応答不可」に設定しておけば、通知を一時的にミュートすることが可能です。
また、「ステータスメッセージの設定」から任意のテキストを表示させることもできます。「本日15時まで外出中」のようなメッセージを設定しておけば、相手が連絡のタイミングを判断しやすくなります。
初心者がつまずきやすいポイントと対策
チャットとチャネルの投稿先を間違える
Teamsに慣れないうちは、個人的な相談をチームのチャネルに投稿してしまったり、全体共有すべき情報を個人チャットで送ってしまったりするケースが起こりがちです。投稿前に「この情報は誰に届けるべきか」を一瞬だけ考える習慣をつけましょう。
過去のメッセージが見つからない
画面上部の検索バーにキーワードを入力すると、チャットやチャネルの過去メッセージを横断検索できます。「from:〇〇」で送信者を指定したり、「in:チャネル名」で検索範囲を絞ったりすることも可能です。

モバイルアプリとの連携
TeamsにはiOS・Android向けの無料モバイルアプリが用意されています。PC版とリアルタイムで同期されるため、外出先でもメッセージの確認や返信が可能です。モバイル版では通知設定を別途カスタマイズできるため、業務時間外の通知を抑えたい場合は「静かな時間」機能を活用しましょう。
まとめ
Microsoft Teamsのチャット機能は、基本操作さえ押さえれば初心者でもすぐに使いこなせるようになります。まずは1対1チャットで操作に慣れ、次にグループチャットやチャネルへとステップアップしていくのがスムーズな学習の流れです。
メンション・リアクション・スレッド返信の3つを意識するだけで、チームの情報共有が大幅に改善されます。通知設定の最適化も忘れずに行い、自分にとって快適なTeams環境を整えてみてください。
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