プロジェクト管理ツールの導入を検討していて、Backlogが候補に挙がっている方は多いのではないでしょうか。国産ツールならではの使いやすさが特長ですが、料金や注意点も含めて自社に合うか見極めたいところです。
Backlogは、株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト管理・課題管理ツールです。直感的なUIと日本語サポートの手厚さが特長で、IT企業だけでなく非エンジニアのチームにも広く導入されています。フリープランから利用できるため、小規模チームでも気軽に始められる点が魅力です。
この記事では、Backlogの料金体系やプランごとの違いを整理したうえで、メリット・デメリットの両面から特徴をまとめていきます。導入前の判断材料としてお役立てください。他のプロジェクト管理ツールとの比較や無料ツールの情報は関連記事でもまとめています。

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Backlogとは?基本情報をおさらい
Backlogは、福岡に本社を置く株式会社ヌーラボが開発・運営するプロジェクト管理ツールです。2004年のサービス開始以来、国内外で多くの企業に導入されており、利用企業数は1万社以上にのぼります。
主な機能としては、課題管理(チケット管理)、Wiki、ファイル共有、ガントチャート、バーンダウンチャート、Git/SVNリポジトリなどが挙げられます。プロジェクトの進捗を可視化しやすい設計になっており、チーム全体で「誰が何をいつまでにやるか」を明確にできます。
競合ツールとしてはJira、Asana、Redmineなどが挙げられますが、Backlogは日本語対応の完成度とサポートの手厚さで差別化されています。英語ベースのツールに抵抗があるチームには、第一候補として検討する価値があるでしょう。
Backlogの料金プラン一覧
フリープラン(0円)
ユーザー数10名、プロジェクト数1、ストレージ100MBまで利用できる無料プランです。小規模なチームや個人での試用に適しています。ガントチャートやバーンダウンチャートは利用できないため、あくまでお試し用と考えておくのが妥当です。
ストレージ100MBという枠は、設計書や画像を数点添付しただけでも埋まってしまう容量です。大きなファイルはツール内に置かず、社内のNASに集約して課題にはリンクだけを貼るという運用にしているチームもあります。
スタータープラン(月額2,970円)
ユーザー数30名、プロジェクト数5、ストレージ1GBまで利用可能です。少人数のチームが本格的にプロジェクト管理を始める際に適したプランで、ガントチャートも使えるようになります。
スタンダードプラン(月額17,600円)
ユーザー数無制限、プロジェクト数100、ストレージ30GBまで対応します。中規模以上の組織で複数プロジェクトを同時に回す場合は、このプラン以上が必要になります。カスタム属性やIP制限といったセキュリティ機能も追加されます。
プレミアムプラン(月額29,700円)
ユーザー数無制限、プロジェクト数無制限、ストレージ100GBの大規模向けプランです。2段階認証やアクセスログの監査機能なども利用でき、セキュリティ要件の厳しい企業にも対応できます。
プラチナプラン(月額82,500円)
ストレージ300GB、セキュリティ機能の完全版が含まれるエンタープライズ向けプランです。専任のカスタマーサクセス担当がつくため、大企業での全社導入に向いています。
全プランとも月額料金はユーザー単位ではなくスペース単位の課金です。ユーザーが増えても追加料金がかからない点は、他社ツールと比較した際の大きなメリットになります。
Backlogの評価されやすい点(編集部の整理)
UIが直感的で導入ハードルが低い
Backlogの大きな特長は、使い方が分かりやすいことです。プロジェクト管理ツールに慣れていないメンバーでも、基本操作を覚えやすい設計になっています。
特に課題の登録やステータス変更といった基本操作は、画面を見れば迷わず進められる設計になっています。マニュアルなしでも使い始められるという点は、チーム全体への浸透速度に直結する重要な要素です。
日本語サポートが丁寧
海外ツールの場合、問い合わせは英語対応のみというケースも珍しくありません。その点、Backlogは日本語によるメール・チャットサポートが充実しており、トラブル発生時の対応スピードにも定評があります。
ヘルプページやナレッジベースも日本語で整備されているため、自力で解決できるケースも多く、管理者の負担軽減につながっています。無料で使えるプロジェクト管理ツールの比較については以下の記事で詳しく解説しています。



ガントチャートが実用的
Backlogのガントチャートは見やすく、編集しやすいのが特長です。課題の開始日・期限日をドラッグで変更できるため、スケジュール調整が直感的に行えます。プロジェクト全体の進捗を俯瞰するのに便利な機能です。
ただしガントチャートは横に長く伸びるため、画面が狭いと左右のスクロールが増えて俯瞰しづらくなります。横方向の表示領域が広いモニターを使うと、日程の全体像を一画面に収めやすくなります。


Backlogの気になりやすい点(編集部の整理)
大規模プロジェクトだと動作が重くなる
課題数が非常に多い大規模プロジェクトでは、検索や一覧表示に時間がかかる場合があります。特にフィルター条件を複雑にすると、表示が遅くなることがあります。
カスタマイズ性はJiraに劣る
ワークフローの自由度やプラグインの豊富さでは、Jiraに一歩譲ります。高度なカスタマイズを求める開発チームにとっては、Backlogの標準機能では物足りなさを感じる場面があるかもしれません。
モバイルアプリの機能が限定的
スマートフォンアプリはPC版に比べてできることが少なく、通知の確認などの用途が中心になります。外出先で本格的に作業したい場合は、ブラウザ版を利用する方が実用的です。
そうなると外出時もノートPCを開くことになり、気になってくるのが電源です。PD対応の大容量モバイルバッテリーを持っておくと、移動先でコンセントを探し回らずに済みます。
フリープランはプロジェクト数が1つに制限されています。本格導入前の評価目的であれば、スタータープランの30日間無料トライアルを利用する方が、機能を正しく評価できます。
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みん評に投稿された口コミの傾向
口コミサイト「みん評」のBacklogのページ(2026年10月7日時点で9件)から、表示順に9件を読み、編集部で傾向を整理しました。読んだ範囲では★1が1件、★4〜5が8件でした。件数は多くありません。みん評の口コミ引用許諾にもとづき、一部を原文のまま引用しています。
良い傾向:★4以上が大半で、タスクの進み具合がひと目でわかる点や、Gmail・Googleカレンダーと連携できる点が評価されていました。
それぞれのタスクが明確化され、それぞれが今どこで何をやっているのかが、タスクの達成度まで瞬時に分かります。
Gメールやグーグルカレンダーとも連携できるため、それまで使っていたツールはそのまま使い続けることが出来ます。
気になる傾向:★1の投稿では、数千件たまった課題をまとめて削除できず、整理をあきらめたという声がありました。課題が大量にたまる運用になりそうなら、不要になった課題の扱い方やプロジェクトの分け方を導入時に決めておくと安心です。
流石に数千件の課題を1件ずつ削除するのは現実的ではないのと、プログラムを組める人が周りにいないので諦めました。
※口コミは投稿者個人の感想で、すべての利用者に当てはまるものではありません。投稿時期が古いものは、現在の料金やサービス内容と異なる場合があります。
Backlogが向いている人・向いていない人
向いている人
- 日本語UIで使いやすいプロジェクト管理ツールを探している
- 非エンジニアも含むチーム全体で進捗管理をしたい
- ガントチャートを活用してスケジュール管理をしたい
- ユーザー課金ではなくスペース課金のツールを選びたい
向いていない人
- 高度なワークフローカスタマイズが必要な大規模開発チーム
- 外部ツールとの連携を多用するチーム(Jiraの方が豊富)
- モバイル端末中心で業務を進めたい人
Backlogの始め方
Backlogの導入は、公式サイトからアカウントを作成するだけで完了します。フリープランであればクレジットカードの登録も不要です。
有料プランを検討する場合は、30日間の無料トライアルを利用できます。トライアル期間中はスタンダードプラン相当の機能が開放されるため、実際の業務フローで使い勝手を確認してから判断できます。
また、Backlogサポートサイトには初期設定ガイドやFAQが充実しています。初めてプロジェクト管理ツールを導入するチームでも、ステップバイステップで設定を進められます。


他のプロジェクト管理ツールとの比較
Backlogを検討する際、よく比較対象になるのがJira、Asana、Redmineの3ツールです。それぞれの特長を簡単にまとめます。
- Jira:カスタマイズ性と拡張性では群を抜く。ただし学習コストが高く、非エンジニアには敷居が高い
- Asana:タスク管理に特化したシンプルな設計。マーケティングチームなど非開発部門での利用が多い
- Redmine:オープンソースで無料。ただしサーバー構築と運用の手間がかかり、UIも古め
どのツールを選ぶにしても、比較の前に自社の進め方を言葉にしておくと判断がぶれません。工程の分け方や見積もりの考え方を扱った書籍を1冊読んでおくと、機能表の見方が変わります。
Backlogは「Jiraほどの拡張性は不要だが、Redmineのようにサーバー管理はしたくない」というチームにとって、ちょうど良いバランスのツールだと言えます。プロジェクト管理ツール全体のおすすめ比較については以下の記事もあわせてご覧ください。



テレワーク環境でBacklogを快適に使うためのデスクセットアップのヒントも合わせてどうぞ。
まとめ
Backlogは、日本語UIの完成度と導入のしやすさで選ばれているプロジェクト管理ツールです。スペース単位の料金体系のため、メンバーが増えても追加コストがかからない点は大きな魅力です。
特徴を整理すると、使いやすさ・日本語サポート・ガントチャートの3点が強みである一方、大規模開発チームや高度なカスタマイズを求めるケースではJiraに軍配が上がる傾向があります。
まずは無料プランやトライアルで実際に触ってみて、自分のチームの業務フローに合うかどうかを確認してみてください。ヌーラボの公式サイトでは、他の製品(Cacoo、Typetalk)との連携情報も確認できます。


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