Notionは「オールインワンワークスペース」として注目を集めているツールですが、自由度が高いがゆえに「何から始めればいいか分からない」と感じる初心者の方は少なくありません。
Notionの本質は、メモ・ドキュメント・データベース・タスク管理を1つのツールに統合できる点にあります。Evernoteのようなメモアプリとしても、Trelloのようなタスク管理ツールとしても使えるため、使い方は人それぞれです。だからこそ、最初の一歩で躓いてしまう人が多いのも事実です。
この記事では、Notionをこれから使い始める初心者の方に向けて、アカウント作成から基本操作、テンプレートの活用方法まで順を追って解説します。読み終わる頃には、自分に合ったNotionの使い方が見えてくるはずです。

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Notionとは?何ができるツールなのか
Notionは、2016年にサンフランシスコで設立されたNotion Labs, Inc.が開発するワークスペースツールです。個人利用から企業利用まで幅広く対応しており、全世界で数千万人のユーザーが利用しています。
Notionでできることを大きく分けると、以下の4つになります。
- ドキュメント作成:議事録、マニュアル、企画書などの文書を作成・管理
- データベース:テーブル、カンバン、カレンダー、ギャラリーなど複数のビューでデータを管理
- タスク管理:ToDoリストやプロジェクトの進捗管理
- Wiki:チームのナレッジベースや社内Wikiの構築
これらの機能を自由に組み合わせて、自分だけのワークスペースを構築できるのがNotionの最大の魅力です。
アカウント作成と初期設定
アカウントを作成する
Notion公式サイトにアクセスし、「無料で始める」をクリックします。Googleアカウント、Appleアカウント、またはメールアドレスでサインアップできます。
個人利用であればフリープランで十分な機能が使えます。ブロック数の制限もなく、ページ数も無制限です。まずは無料で始めて、必要に応じてアップグレードを検討する流れがおすすめです。
ワークスペースの初期設定
アカウント作成後、用途を選択する画面が表示されます。「個人利用」「チーム利用」「学生」などの選択肢があり、選んだ内容に応じて初期テンプレートが提案されます。
この選択は後から変更できるため、深く考えずに選んで問題ありません。大切なのは、まず触ってみることです。
Notionの基本操作を覚えよう
ページの作成
Notionでは、すべてのコンテンツが「ページ」として管理されます。左サイドバーの「+ 新規ページ」をクリックするだけで、新しいページが作成されます。
ページにはタイトルをつけ、その下に自由に内容を書き込んでいきます。Wordのような文書作成ツールを使ったことがあれば、基本的な操作は同じ感覚で進められます。
ブロックの概念を理解する
Notionの最も重要な概念が「ブロック」です。テキスト、見出し、リスト、画像、テーブルなど、ページ上のすべての要素が独立した「ブロック」として存在します。
ブロックは以下の操作が可能です。
- ドラッグ&ドロップで順序を入れ替え
- 「/」(スラッシュ)を入力してブロックタイプを変換
- ブロック左側の「⋮⋮」をクリックしてメニューを表示
- ブロック同士を横並びにしてカラムレイアウトを作成

よく使うブロックタイプ
初心者がまず覚えておくと便利なブロックタイプを紹介します。
- テキスト:通常の文章。太字・斜体・リンクなどの装飾も可能
- 見出し(H1/H2/H3):ページ構造を整理するための見出し
- 箇条書きリスト:「-」を入力するだけで自動変換
- ToDoリスト:チェックボックス付きリスト。「[]」で作成可能
- トグル:折りたたみ可能なブロック。長い内容を整理するのに便利
- コールアウト:背景色付きの注目ブロック。重要事項の強調に使える
ページの階層構造
Notionでは、ページの中にサブページを作成できます。これにより、フォルダのような階層構造を構築できます。
たとえば「仕事」というページの中に「プロジェクトA」「プロジェクトB」というサブページを作り、さらにその中に個別のタスクページを作る、といった整理が可能です。左サイドバーにツリー構造で表示されるため、目的のページに素早くアクセスできます。
階層は深くしすぎると逆に迷子になります。基本的には3階層(大カテゴリ→中カテゴリ→個別ページ)程度に留めるのがおすすめです。
データベース機能を使ってみよう
データベースとは
Notionのデータベースは、スプレッドシートとカンバンボードを融合させたような機能です。1つのデータベースに対して、テーブル・ボード・カレンダー・リスト・ギャラリー・タイムラインの6つのビューを切り替えて表示できます。
たとえば読書記録のデータベースを作れば、テーブルビューで一覧を確認し、ギャラリービューで表紙画像付きの本棚のように表示する、といった使い方ができます。
プロパティの設定
データベースの各アイテムには「プロパティ」と呼ばれる属性を追加できます。主なプロパティタイプは以下の通りです。
- テキスト:自由入力のテキスト
- セレクト / マルチセレクト:選択肢から選ぶタグ
- 日付:日付や期間の指定
- チェックボックス:完了/未完了のフラグ
- 数値:金額や評価スコアなど
- 関数:他のプロパティを計算して自動算出

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テンプレートを活用して効率よく始める
公式テンプレートギャラリー
Notion公式テンプレートギャラリーには、数千種類のテンプレートが公開されています。カテゴリは多岐にわたり、以下のようなジャンルが用意されています。
- プロジェクト管理
- 議事録・ミーティングノート
- 習慣トラッカー
- 家計簿・支出管理
- 読書記録
- 就活・転職管理
- コンテンツカレンダー
テンプレートの利用方法は簡単で、気に入ったテンプレートの「複製」ボタンをクリックするだけです。自分のワークスペースにコピーされるため、そのまま使うことも、カスタマイズすることもできます。
初心者におすすめのテンプレート3選
1. タスク管理テンプレート
シンプルなToDoリストやカンバンボード形式のタスク管理テンプレートは、Notion入門に最適です。ステータス(未着手・進行中・完了)で分類するカンバンビューと、一覧表示のテーブルビューを切り替えながら使えます。
2. 議事録テンプレート
会議の日時、参加者、議題、決定事項、ネクストアクションを構造化して記録するテンプレートです。データベース形式になっているため、過去の議事録を日付やプロジェクトで検索できます。
3. 習慣トラッカー
毎日の習慣(運動、読書、早起きなど)をチェックボックスで記録するテンプレートです。個人利用でNotionを始めるなら、まずこのテンプレートから触ってみると「データベース」の仕組みを体感できます。
テンプレートは「そのまま使う」必要はありません。まずは複製してから、不要なプロパティを削除したり、自分に合ったプロパティを追加したりして、自分仕様にカスタマイズしていくのが上手な使い方です。
Notionを使いこなすためのコツ
ショートカットキーを覚える
Notionの操作効率を上げるには、ショートカットキーの活用が欠かせません。まずは以下の基本ショートカットから覚えましょう。
- Ctrl + N:新規ページ作成
- Ctrl + P:ページ検索
- Ctrl + Shift + H:ハイライト(マーカー)
- /:ブロックメニューを開く
- Ctrl + D:ブロックの複製
Web Clipperを活用する
NotionのWebクリッパー(ブラウザ拡張機能)を使えば、気になったWebページをワンクリックでNotionに保存できます。後で読みたい記事や参考資料の収集に便利です。
モバイルアプリで外出先でも確認
NotionはiOS・Android両対応のモバイルアプリを提供しています。外出先でのちょっとしたメモや、タスクのステータス更新など、スキマ時間に活用できます。

まとめ
Notionは自由度の高さが魅力であると同時に、初心者にとっては「何から始めればいいか分からない」という壁にもなりがちです。しかし、基本はシンプルで、「ページを作る」「ブロックを追加する」「データベースで整理する」の3ステップで構成されています。
まずはテンプレートを複製して実際に使ってみることが、上達への最短ルートです。完璧な設計を目指すのではなく、使いながら改善していくスタイルがNotionには合っています。
フリープランで機能制限はほとんどないため、コストを気にせず試せるのも大きなメリットです。Notion公式ヘルプも参考にしながら、自分だけのワークスペースを少しずつ育てていってください。
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