Google MeetとZoomを徹底比較|どっちを選ぶべきか用途別に解説
Web会議ツールの二大巨頭であるGoogle MeetとZoom。どちらも高品質なオンライン会議を実現できますが、「結局どっちを使えばいいの?」と迷っている方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、Google Workspace中心の業務環境ならGoogle Meet、Web会議の機能と品質を最優先するならZoomが基本的な選び方です。ただし、それぞれに明確な強みと弱みがあり、利用シーンによって最適解は変わってきます。
この記事では、Google MeetとZoomを料金・機能・使いやすさ・セキュリティなど複数の観点から比較し、どちらを選ぶべきかを用途別に提案します。両ツールの違いを正確に把握して、自分に合ったツールを見つけてください。Google Meetの使い方は「Google Meetの使い方を初心者向けに解説」、Zoomの使い方は「Zoomの使い方を初心者向けに解説」で詳しく解説しています。

基本情報の比較
Google Meet
Google Meetは、Googleが提供するWeb会議サービスです。Google Workspaceの一部として組み込まれており、Gmail、Googleカレンダー、Google Driveとシームレスに連携します。2020年に一般ユーザーにも無料開放され、急速に利用者が拡大しました。
Zoom
Zoomは、Zoom Video Communications, Inc.が提供するWeb会議専用ツールです。2020年のコロナ禍で爆発的に普及し、Web会議ツールの代名詞的存在になりました。ビデオ会議に特化した設計で、通信品質と多機能さに定評があります。
料金プランの比較
無料プランの比較
- Google Meet:100名まで・60分まで・録画なし
- Zoom:100名まで・40分まで(1対1は無制限)・ローカル録画対応
無料プランでは、Google Meetの方が20分長く会議ができる点で有利です。一方、Zoomは無料でも録画(ローカル保存)が可能で、1対1なら時間無制限という強みがあります。
有料プランの比較
Google MeetはGoogle Workspaceの一部として提供されるため、メール・ストレージ・ドキュメントなどの機能もセットで利用できます。
- Google Workspace Business Starter:月額800円/ユーザー(Meet:100名・24時間・録画なし)
- Google Workspace Business Standard:月額1,600円/ユーザー(Meet:150名・24時間・録画対応)
- Zoom Pro:月額1,771円/ユーザー(100名・30時間・クラウド録画5GB)
- Zoom Business:月額2,499円/ユーザー(300名・30時間・管理機能強化)
Google Workspaceの料金にはGmail、Google Drive(30GB〜)、Googleドキュメントなどの全サービスが含まれます。Web会議だけでなくグループウェア全体のコストとして比較する必要があります。
機能の比較
画面共有
両ツールとも画面全体・特定のウィンドウ・ブラウザタブの共有に対応しています。機能的な差はほとんどありませんが、Zoomの方が共有中の注釈機能や遠隔操作機能が充実しています。プレゼンテーションや操作説明を行う場面ではZoomの方が便利です。
ブレイクアウトルーム
- Google Meet:Business Standard以上で利用可能
- Zoom:無料プランでも利用可能
研修やワークショップで参加者を小グループに分けたい場合、Zoomの方が利用のハードルが低いです。
バーチャル背景
両ツールとも対応していますが、Zoomの方が背景の種類が豊富で、グリーンスクリーンなしでも安定した表示ができると評価されています。Google Meetも改善が進んでいますが、処理の軽さではZoomに軍配が上がります。
録画機能
- Google Meet:Business Standard以上でクラウド録画対応
- Zoom:無料プランでローカル録画対応、Pro以上でクラウド録画対応
録画のハードルはZoomの方がかなり低いです。議事録代わりに会議を録画したい場合は、Zoomの無料プランでも対応可能です。
AI機能
両ツールともAI文字起こし・要約機能を搭載(または搭載予定)しています。Google MeetはGeminiベースのAI機能、ZoomはZoom AI Companionとして提供されており、会議内容の自動要約やアクションアイテムの抽出が可能になりつつあります。

使いやすさの比較
導入のしやすさ
Google Meetはアプリのインストールが完全に不要で、ブラウザだけで全機能を利用できます。参加者にアプリのダウンロードを求めなくて済むため、社外の方との会議では大きなメリットです。
Zoomもブラウザ参加は可能ですが、一部機能が制限されるため、フル機能を使うにはアプリのインストールが推奨されます。
操作画面のわかりやすさ
Google Meetはシンプルなインターフェースで、初めてでも迷いにくい設計です。一方、Zoomは機能が豊富な分、メニューの項目が多くなりがちです。ただし、基本操作(マイク・カメラ・画面共有)に関しては、どちらも直感的に操作できます。
カレンダー連携
Google MeetとGoogleカレンダーの連携は非常にスムーズで、予定を作成するだけでMeetリンクが自動付与されます。Zoomもカレンダー連携は可能ですが、プラグインの設定が必要です。Google Workspace環境では、この差が日常的な使い勝手に大きく影響します。
通信品質の比較
通信品質については、Zoomが長年にわたって評価されているポイントです。低帯域幅でも安定した映像・音声を維持する技術に定評があり、回線が不安定な環境でもZoomの方が安定するという声が多く聞かれます。
Google Meetも通信品質は着実に改善されていますが、参加者数が多い場合や回線が弱い環境では、Zoomとの差を感じる場面がまだあります。
ただし、一般的なオフィスやWi-Fi環境であれば、どちらも問題なく使えるレベルです。差が出るのは、モバイル回線や海外接続などの条件が厳しい場面に限られます。
セキュリティの比較
セキュリティについては、両ツールとも継続的に強化が進んでいます。
- Google Meet:通信の暗号化(AES-256)、待合室、主催者による参加者管理、Google Workspaceの管理コンソールによるポリシー設定
- Zoom:エンドツーエンド暗号化(E2EE)、待合室、パスワード設定、会議のロック機能
Zoomは2020年に「Zoom爆撃」(不正参加)の問題が話題になりましたが、その後大幅にセキュリティを強化しています。現在ではエンドツーエンド暗号化にも対応しており、セキュリティ面で両ツールに大きな差はありません。

用途別:どちらを選ぶべきか
Google Meetを選ぶべきケース
- すでにGoogle Workspace(Gmail、カレンダー、Drive)を使っている
- 参加者にアプリのインストールを求めたくない
- シンプルなWeb会議機能で十分(録画やブレイクアウトは不要)
- グループウェア全体のコストを抑えたい
Zoomを選ぶべきケース
- Web会議の通信品質を最優先したい
- 録画やブレイクアウトルームを頻繁に使う
- 大規模なウェビナーを開催する予定がある
- 社外の方との会議が多く「Zoom」の知名度を活かしたい
- 画面共有中に注釈や遠隔操作を使いたい
両方使うという選択肢
実際のビジネスシーンでは、社内ミーティングはGoogle Meet、社外の打ち合わせはZoomというように使い分けている企業も少なくありません。どちらも無料プランで基本機能は使えるため、場面に応じて併用するのも合理的な選択です。
ツールを複数併用する場合、会議ごとに「今回はMeetで」「次回はZoomで」と切り替わると参加者が混乱するリスクがあります。社内向け・社外向けなど、明確なルールを決めておくことが重要です。
乗り換えの検討ポイント
ZoomからGoogle Meetへの乗り換え
Google Workspace導入と同時にMeetに一本化するケースが増えています。メリットはコスト削減(別途Zoom契約が不要)とカレンダー連携のスムーズさです。ただし、録画やブレイクアウトルームの利用にはBusiness Standard以上のプランが必要になる点に注意してください。
Google MeetからZoomへの乗り換え
「Web会議の品質を上げたい」「ウェビナー機能が必要」という場合はZoomへの移行が検討されます。ただし、Google Workspaceとの連携はプラグインでカバーする必要があり、Meetほどシームレスにはなりません。
まとめ
Google MeetとZoomは、どちらも十分な品質を持つWeb会議ツールです。選び方のポイントは明確で、Googleのエコシステムに乗っているならMeet、Web会議の機能性と品質を重視するならZoomです。
無料プランで比較すると、会議時間はGoogle Meet(60分)が有利で、機能の豊富さはZoom(録画・ブレイクアウト対応)が有利です。有料プランではGoogle Workspaceの総合力とZoomの専門性のどちらを取るかという判断になります。
迷った場合は、まず両方の無料プランを試してみることをおすすめします。実際に使ってみると、自分のワークスタイルに合う方が自然と見えてきます。Google Workspace公式サイトとZoom公式サイトから、それぞれの詳細を確認してみてください。




