Google Workspaceの料金プランを徹底比較|Business・Enterprise各プランの違いと選び方
Google Workspaceの導入を検討する際、最初にぶつかるのが「どのプランを選べばいいのか」という問題です。Business Starter・Business Standard・Business Plus・Enterpriseと複数のプランが用意されており、料金も機能もそれぞれ異なるため、比較検討に時間がかかる方は多いのではないでしょうか。
結論から言えば、中小企業の大半はBusiness StarterかBusiness Standardで十分です。ストレージ容量やセキュリティ要件に応じてプランを選ぶのが基本的な考え方になります。
この記事では、Google Workspaceの全プランの料金・機能を詳しく比較し、企業規模や用途に合った最適なプランの選び方を解説します。実際のコストシミュレーションも紹介しているので、予算の検討にもお役立てください。Google Workspaceの評判は「Google Workspace口コミ評判!Microsoft 365との違いと選び方」、グループウェア全体の比較は「グループウェアおすすめ比較」もあわせてどうぞ。

Google Workspace料金プラン一覧
Business Starter:月額800円/ユーザー
最もリーズナブルなエントリープランです。Gmail(独自ドメイン対応)、Googleカレンダー、Google Meet(最大100人参加)、Googleドライブ(1ユーザーあたり30GB)が利用できます。
基本的なグループウェア機能は網羅されているため、メールとカレンダー中心の利用であればこのプランで十分です。ただし、ストレージが30GBと少なめなので、大容量のファイルを頻繁に扱う企業には不向きです。
Business Standard:月額1,600円/ユーザー
中小企業にとって最もバランスの取れたプランです。Business Starterの機能に加え、以下の点が強化されています。
- ストレージ容量が1ユーザーあたり2TBに拡大
- Google Meetで最大150人の会議に対応、録画機能が利用可能
- 共有ドライブが利用可能(チーム単位でのファイル管理)
- AppSheetによるノーコードアプリ開発機能
ファイル共有やオンライン会議を本格的に活用したい場合は、Business Standardが現実的な選択肢になります。
Business Plus:月額2,500円/ユーザー
Business Standardの上位版で、セキュリティとコンプライアンス機能が大幅に強化されています。ストレージは1ユーザーあたり5TB、Google Meetは最大500人に対応します。
Business Plusの主な特長はVault(データ保持・電子情報開示)と高度なエンドポイント管理です。社員の端末管理やコンプライアンス対応が必要な業種(金融・医療・法律事務所など)で重宝します。
Enterprise:要問い合わせ
300人以上の大規模組織向けのプランです。ストレージは必要に応じて拡張可能で、DLP(データ損失防止)やS/MIME暗号化など、エンタープライズグレードのセキュリティ機能が搭載されています。
料金は公開されておらず、Googleの営業担当に問い合わせる形式です。一般的には1ユーザー月額3,000円前後と言われていますが、契約規模によって変動します。

プラン別の機能比較
ストレージ容量の違い
プラン選びで最も差が出るのがストレージ容量です。
- Business Starter:30GB/ユーザー
- Business Standard:2TB/ユーザー
- Business Plus:5TB/ユーザー
- Enterprise:必要に応じて拡張
メールとドキュメント程度の利用なら30GBでも十分ですが、動画ファイルや大量の画像データを扱う場合は2TB以上のプランが必要になります。ストレージ不足は後から対応が面倒なので、余裕を持ったプランを選ぶことをおすすめします。
Google Meetの機能差
オンライン会議の利用頻度が高い企業は、Meet関連の機能差も要チェックです。
- Business Starter:最大100人、録画不可
- Business Standard:最大150人、録画可能、ブレイクアウトルーム対応
- Business Plus:最大500人、出欠確認機能付き
社外のクライアントとの商談や大人数のウェビナーを行う予定がある場合は、Business Standard以上が推奨です。
セキュリティ機能の違い
全プラン共通で二段階認証やSSO(シングルサインオン)には対応していますが、Business Plus以上では以下の追加セキュリティ機能が利用できます。
- Google Vault(メールやチャットのアーカイブ・検索)
- 高度なエンドポイント管理(端末のリモートワイプなど)
- アクセスのコンテキストアウェアポリシー

コストシミュレーション:社員数別の年間費用
10人規模の場合
- Business Starter:月額6,800円 → 年額81,600円
- Business Standard:月額13,600円 → 年額163,200円
- Business Plus:月額20,400円 → 年額244,800円
50人規模の場合
- Business Starter:月額34,000円 → 年額408,000円
- Business Standard:月額68,000円 → 年額816,000円
- Business Plus:月額102,000円 → 年額1,224,000円
50人規模でBusiness Starterを選べば年間約41万円、Business Standardでも約82万円です。1人あたりに換算すると1日あたり22〜45円程度のコストで、業務効率化の効果を考えればかなりリーズナブルと言えます。
年額払いと月額払いの違い
Google Workspaceには「年間プラン(月払い)」と「月間プラン」の2つの契約形態があります。年間プランは1年間の利用をコミットする代わりに料金が安くなる仕組みです。
上記で紹介した料金は年間プラン(月払い)の価格です。月間プランを選ぶと約20%ほど割高になるため、継続利用が確定しているなら年間プランを選ぶのが得策です。
ただし、年間プランは途中解約時に違約金が発生する可能性があるため、「まずは試してみたい」という段階では月間プランから始めるのも選択肢の一つです。
Google Workspaceを安く使うコツ
まずは全員Starterで始める
全員を最初からBusiness Standardにする必要はありません。ストレージを大量に使う部署だけStandardにし、それ以外はStarterにする「プランの混在運用」が可能です。
代理店経由の契約を検討する
Google Workspaceの正規代理店(リセラー)を経由して契約すると、初年度の割引や無料の導入サポートが受けられることがあります。特に初めてグループウェアを導入する企業は、代理店のサポートを活用するメリットが大きいです。

まとめ:迷ったらBusiness Starterから始めよう
Google Workspaceの料金プランは、Business Starter(月額800円)・Business Standard(月額1,600円)・Business Plus(月額2,500円)の3つが中小企業の選択肢になります。
メールとカレンダーが中心ならStarter、ファイル共有やオンライン会議を本格活用するならStandard、セキュリティやコンプライアンスを重視するならPlusが適しています。プランは後からアップグレードできるので、まずはStarterで始めて必要に応じて上位プランへ移行するのが最も堅実な進め方です。



